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鍼灸とは

時間:2011-12-28 09:43:05  出所: 作者:

鍼灸(しんきゅう,Acupuncture and Moxibustion)とは、身体に鍼や灸を用いた刺激を与えることで、多様な疾病への治療的な介入や健康増進を可能とする医療技術であり、日本では「医師」の他「はり師」「きゆう師」がこれを行える。発祥は戦国から後漢(B.C.5世紀~A.D.3世紀)にかけての中国である。その実態は、身体へ加えた様々な物理刺激による治療的経験則の数世紀に亘る集積であり、これを技術論として構築した技法を「鍼灸」と呼ぶ。近世まで、生薬方と共に東アジア各国の主要な医療技術として発展した。特に17-19世紀の日本において鍼灸は独自の発展を遂げ、現在世界的に活用される鍼灸技法の基盤を形成した。20世紀後半よりは欧米においても有用な医療技術として認識されて活用されるようになり、これを受ける形で、世界保健機関(WHO)は、1996年10月28日-11月1日にセルビアで”鍼に関する会議”を開催し、1999年には、鍼治療の基礎教育と安全性に関するガイドラインを提示した。

我が国における鍼灸技法の独自性については、後に詳述されているが、要約すれば輸入技術の「神改造」[要出典]である。我が国において、鍼灸技法は古代~中世にかけて文物と共に輸入されたが、江戸時代に至ると、その高度な校勘(こうかん)技術の発展と相まって、中国を含む東アジア各国に、膨大な数の鍼灸古典テキストや、新たな技術論を逆輸出するまでに成熟した。生薬法である漢方についても事情は同様である。維新後の医制の洋式化で、鍼灸・漢方は医療制度上の不遇を囲ったが、民間をはじめ官界でも支持者は多く、帝大医学部においても、世界に先駆けて科学的な鍼灸・漢方研究の萌芽が見られた。このムーブメントは皇漢医学 ― つまり後漢に生まれ、皇国において発達した医学 ― と呼ばれ、中国の中医学を含む現代鍼灸・生薬方のルーツとなっている。昭和に入り、皇漢医学のムーブメントは、数次の医療法規改正を成し遂げ、昭和19年には帝国議会で「鍼灸医師法」の成立を見るまでに盛り上がったが、敗戦とアメリカの占領政策に伴う医療制度改定により、鍼灸・漢方は再度壊滅状態となり、若干の復旧を経て現在に至る。 現状における一般的な見解は、多様な経験則が技術論として体系化された鍼灸技法の全貌解明には、未だ多くの検討が必要、とするものである。

 

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